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膝が痛いと感じることはありませんか? 中高年になると膝の痛みを感じる人が増えます。実はそのほとんどが、変形性膝関節症といわれる病気なんです。 では変形性膝関節症とはどのような病気で、どのような症状が起こるのでしょうか。
変形性膝関節症とは、関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、痛みが生じる病気です。 軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなって内側の骨があらわになり、骨のへりにトゲのような突起物ができたり、 骨が変形したりします。また、関節をおおっている関節包(かんせつほう)と呼ばれる繊維膜の内側に炎症が起こるため、 黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になります。
膝関節の痛み、本当につらいですよね。 でも手術には抵抗がある、そこで私がおすすめするのが、「自己脂肪由来培養幹細胞治療」です。
脂肪細胞に含まれる幹細胞には、組織の自己修復能力を高めたり、炎症を抑える効果が期待できると考えられており、再生医療の分野では以前から注目されていました。 培養幹細胞治療では、この幹細胞を培養して数を増やし、それをひざ関節に直接注入します。 法的には第2種再生医療に分類され、国の許可を得た医療施設でしか提供できない治療となります。
患者さまの皮下脂肪を採取します。採取する脂肪量は20mLです。下腹部の目立たない位置から採取するのでご安心ください。麻酔もするので痛みもあまりないでしょう。所要時間は20分程度です。
採取した脂肪細胞から幹細胞を分離して取り出します。この作業は、国の認可を得た専門の細胞加工施設で行われます。
同じく細胞加工施設にて、取り出した幹細胞を約6週間かけて培養します。
培養した幹細胞を、ひざの患部に注入します。注入は、ひざの一般的な注射治療と同じ方法で行います。所要時間は5分程度です。
以下のいずれかに当てはまる場合は、培養幹細胞治療がお役に立てるかもしれません。 該当する方は、お気軽にご相談ください。
痛み止めの薬やヒアルロン酸注射などは、対処療法でしかなく長期間繰り返すことで効果が得られなくなることがあります。 最初はよく聞いたけどだんだんと効果が感じにくくなったという方いませんか? 幹細胞治療はそうした治療を漫然と続けていたという方に奏功することがよく見られます。
症状が進行して痛みが激しい場合手術療法が検討されますが、その多くでは入院が必要です。 幹細胞治療の場合は通院のみで受けられるので、家庭や仕事の都合で入院が難しいという方に特にお役に立ちます。
培養幹細胞治療は、自己組織を活用した再生医療です。体に備わる人間本来の持つ自己修復能力を引き出します。 人工物に頼らず、末長く自分のひざで生活したいという方のお力になります。
培養生幹細胞治療は、自己脂肪細胞をつかったリスクの少ない治療です。 いつくかのポイントをしっかり押さえておけばリスクを減らし、効果を最大限に引き出すことが出来るので、特に以下の点にご注意ください。
1.脂肪採取部位のむくみを抑えるため、当日から翌日にかけては飲酒をお控えください。
2.治療当日は入浴を控えたほうがいいですね。軽くシャワーでお済ませください。翌日からは入浴可能でけども、2〜3日は短めの入浴が望ましいです。
3.膝を曲げ伸ばしする運動などは積極的に行ってください(安静にし過ぎると関節が硬く動きにくくなることがあります)。
1.治療当日は飲酒、または湯船に浸かるといった行為はお控えください(軽いシャワー浴は可能です)。
2.術後2〜3日は、激しい運動、マッサージなどはお控えください(腫れがひどくなる可能性があります)。
3.膝を曲げ伸ばしする運動などは積極的に行ってください(安静にし過ぎると関節が動きにくくなることがあります)。
・通常施術の際は、安全面には十分配慮されます。本学会の関係クリニックでも、これまでに重篤な副作用は確認されていません。
・患者さま自身の細胞を用いる治療なので、拒絶反応などのリスクも少ないと考えられます。
・医療行為である以上、リスクがゼロとは言い切れません。脂肪塞栓症(血中に脂肪が混入し血管がつまる)や感染症、神経や血管が損傷するリスクも考えられなくはありません。
・治療後の経過中、もしご不安なことがありましたら、かかりつけドクターにすぐにご相談してください。
どんないい治療もそれだけではダメ きっちりリハビリすることでしっかり効果が発揮されます。 アフターフォローまできっちり面倒見てくれるクリニックを選ぶのがよいでしょう。
まずは専門ドクターにしっかりと診てもらうのがいいでしょう!
北京オリンピック日本代表チームに、代表監督星野仙一のパーソナルドクターとして帯同する。 日本スポーツ協会 公認スポーツドクターとして様々なアスリートの診療を受け持つと共に、日本臍帯プラセンタ学会会長、臨床美容再生医療学会理事長も務め、美容医療・エイジングケアにも明るい。 また作家としての顔も持ち、日本文芸家クラブの会員でもある。 ラジオ番組出演、著書多数。
当院は、20年以上に渡り、芦屋を中心に、神戸、西宮、尼崎、大阪、奈良、京都、幅広い地域の皆様からの、御信頼をいただいております。 豊富な経験で皆様の悩みに真摯に向き合います。 どのような悩みでも、まずはお問い合わせください。